Director&Staff ディレクター&スタッフ

監督:アリソン・クレイマン

監督、プロデューサー、撮影、共同編集と本作の中心人物であるアリソン・クレイマンはフリーのジャーナリストであり、ドキュメンタリー映画作家でもある。2006年から2010年まで中国に暮らし、その間に、PBSFrontlineやナショナル・パブリック・ラジオ、AP通信テレビーニュース等のラジオ/テレビ番組特集を制作。又、ドキュメンタリー長編映画デビュー作となる本作『アイ・ウェイウェイは謝らない』の撮影に着手、アーティスト/活動家に2年間に渡り密着し、かつてないほどに彼の人生と作品に迫った。

本作は2012年のサンダンス映画祭で審査員特別賞/挑戦の精神賞を受賞した。2011年春に中国当局がアイ・ウェイウェイを3ヶ月間拘束した際、クレイマンはCNNインターナショナルやコルベリア・レポート等、メディアに大量露出し、アイ・ウェイウェイや自身の作品について語った。彼女はサンダンスのドキュメンタリー製作フェローに選ばれ、フィルムメーカー誌が毎年選ぶ“インディペンデント映画界のニューフェイス25人” の一人となった。

フィラデルフィアに育つ。2006年にブラウン大学で歴史学の文学士号を取得し卒業。C.V. Starr National Service Fellowshipと一般レポート部門でのAP通信の大学ラジオ賞を獲得。北京語とヘブライ語を話す。

編集:ジェニファー・フィンラン

2008年にトライベッカ映画祭でプレミア上映された“A Powerful Noise”の編集者・共同プロデューサー。他にPBSの番組インディペンデント・レンズのために制作された“Confederacy Theory”、アカデミー賞にノミネートされたクリスティ・ズィーが製作・監督の“Everybody Knows...Elizabeth Murray”、MTV・Bravo・ナショナル・ジオグラフィック・テレビジョンのためのドキュメンタリー番組制作等を手がけた。

プロデューサー:アダム・シュレシンジャー

ニューヨークを拠点とする、数々の賞に輝くインディーズ映画プロデューサー。サンダンス映画祭出品作品“Smash His Camera”(最優秀監督賞受賞)、“Page OneInside the New York Times”、“God Grew Tired of Us”(グランプリ・観客賞受賞)等を製作。

音楽:イラン・イサコフ

フィラデルフィアに拠点を置く複数の楽器をこなす器楽家・作詞家・作曲家。テレビ・演劇・コンテンポラリーダンスの作曲を手がけている。アリソン・クレイマン監督とは長年の友人であり、コラボレーターで、「Ai Weiwei: New York Photographs1983-1993」等、クレイマンのドキュメンタリー数作の音楽を作曲。『アイ・ウェイウェイは謝らない』は彼にとって初の長編映画のための作曲となる。

製作総指揮:
アンドリュー・コーエン

インディーズ映画監督・脚本家で、雑誌Art Asia Pacificの寄稿編集者。数々の賞に輝く“Dealers Among Dealers”と“Killing Kasztner: The Jew who Dealt with the Nazis”の製作と共同脚本を担当。

カール・カッツ

美術館運営に35年以上携わった経験を持つ。メトロポリタン美術館の特別企画部門の責任者を務め、映画・テレビ部を設立し、ディレクターとなった。The Program for Art on Filmの代表も務めた。MUSE Film and Televisionを設立。

 
ジュリー・ゴールドマン

サンダンス映画祭で観客賞を受賞した『ザ・ムーン』(2007)等、数々の賞に輝くドキュメンタリーの製作総指揮を担当。他に『ペレを買った男』(2006)、『スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー』(2005)等を手がけた。Cactus Threeを共同設立し、ハイエンドなドキュメンタリーとノンフィクション番組を制作するMotto Picturesを立ち上げた。

製作:UNITED EXPRESSION MEDIA

United Expression Media, Inc. (UEM) は社会活動を題材とした長編映画・ドキュメンタリー・デジタルメディア作品を制作している。同社の第一の関心事は、表現の自由・人権・グローバル民主化運動・環境問題・広がりゆく経済社会格差への反応である。

長編ドキュメンタリー映画「Ai Weiwei: Never Sorry」 はUnited Expression Mediaの初作品である。このプロジェクトの一環として、UEMは「Ai Weiwei: The Never Sorry」のインタビュー集と映画をもとにした本一冊分の口述伝記を2012年秋に出版する予定だ。

United Expression Mediaは観客を楽しませ情報提供することと同時に、観客を制作作品に関連した社会活動キャンペーンに参加してもらうことも目指している。同社は積極的にプロジェクトをレビューしている。

制作協力:MUSE Film and Television

MUSE Film and Televisionは「Ai Weiwei: The Never Sorry」の製作総指揮を担当した。非営利団体の501(c)(3)法人として、MUSEはデジタルとその他の動的なメディアは、アートを深く認識するのに理想的なモードを提供できるという信念のもとに設立された。MUSEの使命は、視覚芸術や文化に関するドキュメンタリーを製作すること。その中には、数々の教育資源もある。MUSE Film and Television代表で創立者のカール・カッツの前職は、メトロポリタン美術館の特別企画部門の責任者。視覚芸術や文化についての経験は40年以上にわたる。